お知らせ

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2024年6月3日

認知症になっても昔の歌は、忘れない。「記憶(回想)のこぶ」現象が、NHKの番組で紹介されました。

5月7日(火)の夜NHKBSで放送されたフロンティア「ヒトはなぜ歌うのか」で認知症になってもビートルズの歌を忘れずに高齢者のために歌ってあげる2人の英国の老人が紹介されました。

認知症になってもなぜビートルズの歌は忘れないのか。その理由は「記憶(回想)のこぶ」(reminiscence bump)。思春期に聞いた音楽(若い時に見た映画や香り、風景も)が、その人の記憶に強く焼きつくという現象で(脳機能の)報酬系が最も活発化するのが思春期だからだと考えられていると米国ノースイースタン大学のサイキ・ルイ准教授は、述べています。

これは音楽健康福祉士研修が、重視する「パーソナルミュージック」を活用した回想法を指導する原点になっているもの。その人にとって聴くだけで瞬時に過去の思い出が、よみがえる音楽は、脳の機能活性化に役立つ事を再確認させてくれる番組でした。