2024年9月4日
LANCET委員会新レポート報告
2024年8月LANCET委員会は、新たに2つの認知症危険因子を追加しました。
追加された因子は、「視力の低下」(晩年期)と「 LDLコレステロール値の上昇」(中年期)。
2018年9月に取り上げた9つの認知症危険因子「教育不足,高血圧,聴覚障害,喫煙,肥満,うつ病,運動不足,糖尿病,社会的接触の少なさ」。更に2020年7月末に追加した3つの危険因子「過度のアルコール消費,外傷性脳損傷,大気汚染」に加えて14の危険因子に対処する取り組みで認知症を45%遅らせたり、軽減できると述べています。これらのリスク要因低減の取組みとして食事療法、音楽療法と運動療法(特に有酸素運動)の組み合わせは、高血圧や肥満、糖尿病、LDLコレステロール対策としてとても有効。音福士研修で学んだことをぜひ役立てて頂きたいと思います。
出典:2024年7月31日付『ランセット』誌常任委員会による「認知症予防、介入、ケア:2024年報告書」